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在校生父母

目標に向かって 二年母  橋本 夏子

 高等科での生活も早いもので二年が過ぎようとしています。親の目線で振り返ると、二学年は息子にとってやりたい事が少しずつ分かってきたターニングポイントの年となったのではないかと思います。学習院には高等科からお世話になっておりますが、慣れない遠距離通学や外部生という立場など入学当初は不安に思う事もありました。しかし、当の本人は新しい環境で毎日を思い切り楽しんでおり、心配の必要はありませんでした。最近は楽しみが過ぎて別の心配をする程ですが、そのような楽しい高等科生活を送る事ができ、周囲の方々に対して感謝の気持ちで一杯です。
 息子は二学年になってから高等科の自由な校風を自己の責任に基づき謳歌する一方で、得意とする事や夢中になれるものを見つけたいと試行錯誤しているようでした。思い悩んでいる時期に部活動や学校生活での関わりを通して先生方や先輩方、友人そして他校の生徒と幅広く関係を築く事ができ、そこから徐々に自分の目指すものが見えてきたのかもしれません。つい最近「部活よりやりたい事がある」と切り出され、いつになく活き活きと語る姿に人との出会いや繋がりがもたらす影響の大きさを改めて感じました。
 やりたい事が分からない若者が増え社会問題となっているとメディア等で伝えられている昨今、その予備軍となりつつあった息子が高等科での関わりから将来に繋がる目標を持つ事が出来た事は非常に幸運と思い、目標に向かって進む姿を応援し見守りたいと思います。

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