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国際交流

何のための留学か

二年E組兼平健

「えっ、なんでタイ?」留学前僕が一番耳に、そのたびに嫌気がさしていた言葉だ。少なからずあった不安にそれらは拍車をかけた。しかし実際の留学生活はとても充実したものだった。特にタイに行きたかったわけでもないが、英語圏に行きたいというわけでもなかった。では、非英語圏(タイ)に留学する意義とは何なのか。まずは英語を日常的に使わないこと。特に、タイでは英語をほとんど話さない、話さないというより話せる人がいない。だから必然的に、未知の言語、タイ語に挑まないといけないことになる。今まで触れたことのない言語に触れることはそれだけで価値があるし、後々他人にはない自分の武器になる。何より、英語すらろくに使えない環境は自分の精神をさらにタフにしてくれる。「なんでタイ?」と言われるもう一つの理由はおそらく、タイが発展途上国だからだろう。やはり発展途上国で過ごす一年は自分にとって衝撃と刺激の毎日だった。日本では、当たり前のようなことが当たり前ではない、テキトーな警察、未熟な行政や貧富の差。だけれども、そこに住む人々は日本の人々以上に輝いていて、地域のつながりやマイペンライ精神からくる余裕はすごく魅力を感じた。最後にもし今、日常が退屈であるなら非英語圏もしくは発展途上国に留学することをお勧めしたいです。


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