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高等科NEWS

2015年度 院内大会

11月12日に院内大会が行われました。
クラス対抗で、リレー、サッカー、ソフトボール、バスケットボール、バレーボールの競技が行われました。



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閉会式で、表彰が行われました。
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今年度の総合優勝は3年C組でした。


2015 沖縄研修旅行

1日目
無事全員集合しました。若干眠たそうにしながらも笑いがこぼれます。これから保安検査場に向かいます。
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到着です。暑い...。そういえば夏ってこんな感じでした。
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沖縄県立博物館
沖縄の自然・文化の今と昔がみえました。
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浦添城址は首里城以前の中山王の城址です。そこにある王家の墓は、静かな「夕凪」に由来する「ようどれ」と呼ばれています。最後の中山王の尚寧王は首里城時代の王でしたが、薩摩藩に滅ぼされたあと、故郷の浦添に眠りました。

左の写真がようどれ。内部のレプリカがようどれ館に再現されていました。内部の構造や何人かの王の存在自体にもまだまだ解き明かされていない部分が多いそうです。
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ようどれの上にあたる丘は「前田高地」と呼ばれ、先の大戦の際には、日米に多数の犠牲者を出した最大の激戦地でした。
米軍が上陸した北谷の海岸、その後すぐに建設され今は住宅街の中にある普天間飛行場、最初の激戦地の嘉数高台、司令部壕のあった首里城が一望できました。
浦添城址の遺跡の99.9%は戦争によって破壊されてしまいました。


反対に沖縄の中でも最もよい状態て残っている城址の中城城跡。アーチ門が特徴的です。
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かつて中城を守っていた護佐丸は、月見の宴を催している最中に阿麻和利に包囲されました。そのとき謀反の疑いをかれられていることを知りましたが、抵抗もせず自害しました。その月見の宴が開かれていたのはこの様な櫓の上かも知れません。一昨日の十五夜に見えたような月を護佐丸も見ていたのでしょうか。櫓から見下ろすと絶景が広がっていました。
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ホテルに到着し、夕食です。
テーブルごとの取り分けなのでちょっとした取り合いになってます。
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夕食後は国際通りのライブハウスにて沖縄の女性ユニット"ネーネーズ"のライブを観賞。学校では見られない激しい盛り上がりでした。
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盛りだくさんの長い1日でした。お疲れ様でした。


2日目
今日の朝食はバイキングです。
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朝食後は早速出発。今日も盛りだくさんです。  

56年前、宮森小学校を中心とした市街地で起きたジェット機墜落事故については事前学習を行ってきました。本日は当時宮森小学校5年生であった石川・宮森630会の会長久高氏に講演をしていただきました。
講演中、「ミルク給食の時間、生徒におかわりを注いでいると突然...」というお話のタイミングで、上空をジェット機が通る音がしました。恐らく多くの人が、当時を想像して感慨深い気持ちになったことと思います。
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平和祈念公園
平和の礎。24万以上の犠牲者といわれるとなかなか想像もつきませんが、その名前の羅列を目の前にすると戦没者たちの想いが押し寄せてくるような感覚があります。
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このような絶景の海岸で数々の自決があったとは想像もつきません。
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ホテルに到着しました。
ビーチで遊んでいます。ここまでは沈鬱な話が多かった分、気持ちも弾みます。
2015okinawahotelumi.jpg3日目です。
今日はコース別研修です。
朝食には南国のフルーツが並び、気分を盛り上げます。
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伊江島サイクリングコースです。
伊江島には、フェリーで渡りました。2015okinawaiejima3.jpg自転車で島を巡りました。
2015okinawaiejima1.jpgきれいなビーチも堪能しました。
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2015okinawaiejima6.jpg洞窟&ガンガラーコース
沖縄ワールド内の玉泉洞の探検ツアー。日本で有数の石灰岩洞窟のより深いところを探検します。下の写真の地点は数百年前に落盤したところとみられます。下の岩はそのとき落下したものです。その上には鍾乳石の赤ちゃんが無数に育ってきています。頭をぶつけて鍾乳石を傷つけないよう、ときには体を水に浸けてに進みました。
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午後のガンガラーの谷の散策をしました。沖縄の自然に圧倒されました。本州では見たことのないような植物や、カラフルな虫の宝庫でした。ここ周辺は数千年前から港川原人の居住エリアでした。我々の祖先かもしれない彼らの遺骨はごく浅い地層で見つかっています。彼らも同じような景色を見ていたのでしょうか。発掘調査の現場も見学できました。
夜はバーベキューでした。
最後の夜を目一杯楽しみました。
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4日目
朝食を食べて、すぐにホテルを後にします。
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午前中は国際通りにて自主研修です。
ガイドさんともお別れです。
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空港は修学旅行生でごった返しています。今日だけで3000人の修学旅行生が利用するそうです。
まもなく搭乗です。
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飛行機から見下ろせばすばらしい雲海が広がっていました。関東地方の悪天候が心配されましたが、現在は回復しているとこのこと。
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無事羽田に到着し、解散しました。お疲れ様でした。
気をつけて帰ってください。
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2015年度入学式

2015年度入学式が行われました.

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科長告示
 学習院高等科
 科長 林 知宏

 新入生のみなさん,入学おめでとうございます.みなさんが入学した学習院高等科は歴史を持った学校です.現在ある日本の学校の中でも最も古くに作られた学校の一つです.明治以前に京都で出発し,その後1877年,明治10年神田錦町に創設されたことを公のスタートとしています.以来,140年近くの時間が経過しています.それは一人の人間が体験できる人生の長さをはるかに上回り,何世代にもわたる期間,学校が存在してきたことを意味します.この目白に学習院が移ってきたのは,1908年,明治41年です.長きにわたり,人々がここに集まり,そして巣立っていきました.目白という町やこの学習院のキャンパスの目に見える風景は大きく様変わりしました.しかし歳月が施す浸食作用に耐えて,この高等科は10代後半の伸び盛りの若者を成長させる場として一貫した役割を果たしてきたと言えます.本日のこの喜ばしい入学式の場で,みなさんに今後の学校生活をする上での鍵となることを話したいと思います.
 みなさんが本日入学した高等科について,卒業生,在校生はしばしば「自由な学校」であると言います.生徒たちに一定の行動の自由を認めていることは確かです.まずみなさんにはこれからの3年間を通じて,その行動の自由が与えられることの意味を考えるよう強く求めます.最大のテーマの一つと言っていいでしょう.制約が少なくなることを何につなげるのか?そこには当然ある期待が込められています.大人の指示に従って物事を実現することも大事ですが,むしろ自ら課題を設定し解決に向けて歩んでいくことを望んでいます.あるいは,主体性をより強く意識することで自らの可能性を見いだすことにつなげて欲しいのです.そのためにまずは自分自身を理解し,今後目指す姿を把握するべく必要な努力をしてもらいたいと思います.自分がどのような人間なのか自らに問いかける作業は他人にはすることができず,みなさん自身にのみ可能なことです.大人になっていく上で,どうしても通らなければならないプロセスである自分自身を深く理解するということ,そのために中学時代よりも行動の自由が与えられるのだということを,この高校時代の学校生活の中でまず第1に心にとめて欲しいと思います.
 一方,学校の日常が集団生活である以上,自分とは違う他者がそこに存在していることも自覚して欲しいことです.互いに多様な個性と考えを持った人間からなる学校は,社会の縮図と言ってもいいでしょう.高等科には,すでに年齢の異なる教職員,先輩たちがいます.彼らは時に壁となって立ちはだかるときもあるかもしれません.しかし学ぶことは多くあるはずです.あるいは同級生でも今までに十分知り得なかった人もいるはずです.または中等科の時代からよく知っているはずの人たちが次第に変わっていく様子を目にすることもしばしばあるでしょう.他者とかかわりを持ち,働きかけていく,それも全員共通の課題です.心にとめてもらいたい第2の点です.ただ集団の中では,望むことと実際に手に入れられるものとのギャップのあることを実感し,大いに悩むこともあるかもしれません.いくら行動の自由を手にするとはいえ,何でも自分の思うようになるわけではありません.みなさんがこの高等科の学校生活を通じて,様々な考えを持つ人間たちがどのようなメカニズムで共存していくのか,多くのことを学んで欲しいと思います.どんなにツールが発達しようとも,結局最後は人と人とが対面して言葉を交わすことに尽きます.そして言葉を発することは,みなさんの内面の成長と直接結びついています.その意味で,より豊かにコミュニケーションができる人間になることを期待しています.新たな人間関係を作り,みなさん自身の世界を拡げることは,また大人に成長していくために不可欠な事柄です.外側に人とのつながりが広がっていくと,自然に異なる他人と自分自身との比較が行われるでしょう.そしてもう一度自分がどのような人間であるかという問いに立ち返ることになるでしょう.他者を広く意識することと自分自身の内側に向けた深い洞察,それら二つが両輪となって機能して,初めて学校生活は充実していくはずです.
 父母保証人の皆様,本日の入学式には学校法人学習院を代表し,内藤院長をはじめ,耀常務理事,平野常務理事,岩浅常務理事が出席しております.また来賓として内藤桜友会会長,小島父母会副会長,一條中高桜友会会長にもご列席いただいております.私たち学習院高等科の教職員一同,心からご子息のご入学をお祝い申し上げます.高等科の3年間は何より心身が大きく成長し変化する時です.父母保証人の皆様と彼らとの距離感も変わってくることでしょう.父母・生徒・教職員が作る三角形がバランスを崩さないように,大人同士もコミュニケーションを大切にして,彼らの成長を見守りながらも,彼らが一歩前歩み出そうとするときは,背中を後押していきたいと存じます.
 新入生の皆さんあらためて学習院高等科への入学おめでとうございます.本日,こうして新入生を迎える式典を行い,長い学校の歴史に新たな1ページを加えることを心からうれしく思います.高等科は,未来において行動するための基礎を養う場です.さまざまな機会が提供されるはずです.積極性を備えて学校生活を送るならば,この3年間はかけがえのないものになるでしょう.誰かに手を引いてもらうことだけを期待していては,豊かな学校生活を送ることにはならないはずです.私たち教職員,在校生たちも毎年春の訪れとともに,意欲に満ち溢れた新入生を迎え入れることでリフレッシュされた気持ちになることができます.ともに充実した高校生活を作り上げていきましょう.みなさんが予想もしないような大活躍をすることを心から願いつつ,私の告辞とします