講演後には生徒たちから自分たちの将来に関してなど多くの質疑が活発に行われました。
高等科NEWS
特別講義(3年生)
2014年10月03日
高等科3年生を対象に1999年3月に卒業した瀬田元吾さんによる講演会が行われました。瀬田さんは現在ドイツブンデスリーガ2部クラブ、フォルトナ・デュッセルドルフ日本デスク担当としてご活躍されています。
特別講義(3年生)
2013年10月04日
10月4日10時半より、高等科卒業生の伊藤弥寿彦さんをお招きし、「自然番組づくりの舞台裏」というタイトルで講演を行っていただきました。これまでに「NHKスペシャル プラネットアース」(2006~2007年放送)「NHKワイルドライフ 伊勢神宮」(2013年1月放送)など多数の映像作品に関わっている伊藤さんの高3の時の主管はなんと現在3-Aの主管の町田先生です。
第1部では探検家シャクルトンが流れ着いた島としても知られる南極海の秘境サウスジョージア島での取材の様子を貴重なスライドを中心に伝えてくれました。オットセイやペンギン、ゾウアザラシなどが暮らす豊かな生態系と厳しい自然環境は圧巻でした。
そして第2部では、我々にとっても身近な場所である明治神宮の森についてお話していただきました。通常では立ち入ることのできない都会の中の秘境の知られざる自然の姿を完成したばかりの貴重な映像を通じて見せていただきました。
目白から近いところに東京にはもういないと思われていた動植物や新種の生物さえもいたという事実は本当に驚きでした。
そして第3部では希望生徒を対象に日本最後の秘境南硫黄島での過酷な取材の様子を実際に放送でも使われた映像を使いながら教えてくれました。
25年ぶりの調査だったそうですが、ここには小笠原諸島の父島などで絶滅が危惧されている貴重な生き物がまだ手つかずの自然の中で生きているそうです。人間を見たこともないこの島の鳥たちは人を恐れることさえ知らないそうです。
講演終了後には伊藤さんが32年前の卒業時に高等科に寄贈した標本を見るために地下の標本室に行きましたが、そこで先程の講演に出てきた、現在では南硫黄島でしか繁殖していない貴重なクロウミツバメの剥製を発見しました。伊藤さん貴重な講演をありがとうございました。
第1部では探検家シャクルトンが流れ着いた島としても知られる南極海の秘境サウスジョージア島での取材の様子を貴重なスライドを中心に伝えてくれました。オットセイやペンギン、ゾウアザラシなどが暮らす豊かな生態系と厳しい自然環境は圧巻でした。
そして第2部では、我々にとっても身近な場所である明治神宮の森についてお話していただきました。通常では立ち入ることのできない都会の中の秘境の知られざる自然の姿を完成したばかりの貴重な映像を通じて見せていただきました。
目白から近いところに東京にはもういないと思われていた動植物や新種の生物さえもいたという事実は本当に驚きでした。
そして第3部では希望生徒を対象に日本最後の秘境南硫黄島での過酷な取材の様子を実際に放送でも使われた映像を使いながら教えてくれました。
25年ぶりの調査だったそうですが、ここには小笠原諸島の父島などで絶滅が危惧されている貴重な生き物がまだ手つかずの自然の中で生きているそうです。人間を見たこともないこの島の鳥たちは人を恐れることさえ知らないそうです。
講演終了後には伊藤さんが32年前の卒業時に高等科に寄贈した標本を見るために地下の標本室に行きましたが、そこで先程の講演に出てきた、現在では南硫黄島でしか繁殖していない貴重なクロウミツバメの剥製を発見しました。伊藤さん貴重な講演をありがとうございました。
特別講義『黒潮より』
2013年02月04日
2月4日、1年生を対象に冒険家の八幡暁氏による特別講義が行われました。沖縄研修旅行事前学習の一環として「黒潮」を切り口に沖縄を考えるというテーマでしたが、講義内容は八幡氏の体験から紡ぎ出された現代社会の見方や、これからの生き方にまで及び、スケールの大きなものとなりました。学習院高校の講演を終えて生徒教員とも深い感銘を受けました。
赤線は八幡氏がカヤックで漕覇したコース
講義後に八幡氏に直接質問をぶつける生徒たち
講義後に八幡氏よりメッセージをいただきました。
学習院高校の講演を終えて
講演の黒潮資料を作っている時、ふと自分が高校生だった頃を思い出していました。修学旅行。京都へ行くため、歴史を学ぶ事前授業。何も学んでないことを「作文させられた」と、感じていたことだけが記憶に残っています。勉強に身が入らなかったこと。やっていることに意味がないのではないか。未来への漠然とした不安。学校生活で本気を出せたのは、部活動だけでした。それは何かを解決するものではなく、思い切り自分の体や仲間を信じることが楽しい、そういったものでした。今の高校生は、どういった不安の中にいるのだろうか。黒潮のことを切っ掛けに、もっと本質的な話をしてみようと思うようになっていました。
この時代、黒潮の知識はいくらでも調べられます。黒潮は、何の切っ掛けか。修学旅行を充実させるためのものではない。修学旅行もまた何かの手段です。高校時代、そうしたことを考えていなかったので、これを考えてみよう。講演の軸は決まりました。さらに踏み込んでみたい。優秀な学者、研究者も沢山いる中で、わたしが学生の前で話をする意味はなんだろうか。勉強せず、就職せず、38歳まで生きてきた人の姿は、彼らが思い描く大人としては異質に映るはずです。このことの意味を伝えてみようと思ったのです。
自分を取り巻くあらゆるものに意味づけがされている現代社会。客観的に数値化されるものが評価を得る時代です。人知を超えた存在や八百万の神に揺すぶられることのない暮らしは、当然、画一化していきます。そこに閉じ込められ、優劣をつけられれば息苦しいに決まっています。本来、人の可能性はどこにあるかわかりません。それぞれの価値は、まだ誰も見出せていないところにあるのかもしれないです。学びとは何か。評価に値することを学ぶだけではない。未知を知り、また新たな未知と出会うことこそ、人が何万年も続けてきた学びの本質です。生活から遠い存在である黒潮とは、学生にとって未知ものではないか。そしてわたしは「意味がないとされること」を実践し続けてきた大人であり、人生を楽しみ、周りには愉快な仲間がいること、それを示せれば何か感じてもらえるのではないかと当日を迎えたのです。
講演は拙いものだったと思いますが、何人かの生徒は質問に来てくれました。その夜、フェイスブックへの友達申請があり、その中には、嬉しいメッセージもあったのです。「今まで聞いた話で一番面白かったです」文字どおり単純に面白かった、ということでは無い気がします。道を外れることは、自分達の知っている世界観を、ちょっと飛び出せたことでもあります。広い視野をもってみれば、あらゆることは誰かに優劣をつけられるものではありません。そんな言葉を投げかける大人が、その学生の周りにはいなかったのではないかと思えました。
「君達は、生まれた瞬間から、存在を肯定されている」
その事実は、高校時代のわたしに投げかけてあげたい言葉です。今回の講演で、何人かの生徒にそう感じ、生きる糧にしてもらえたならば、それは成功だったかと思います。
今回、高校生に話をする機会を作って頂きまして、ありがとうございました。わたしにとっても、とても有意義な時間になりました。何かの形で、またお会い出来るのを楽しみにしています。
1年生 特別講義
2012年10月04日
10月3日・4日の2日間にわたってNPO法人 海の自然史研究所から平井和也さんにお越しいただき
「サンゴについて.沖縄のサンゴ礁におこっていること.」
と題してワークショップ形式の講義をしていただきました。
「サンゴについて.沖縄のサンゴ礁におこっていること.」
と題してワークショップ形式の講義をしていただきました。
ビデオも用いてサンゴについての理解を深めました。
最後はカードゲーム形式のグループワークを通じてサンゴの生育について学びました。
3年生 特別講義
2012年10月02日
本年度は2001年度の高等科卒業生で現在、東海ラジオ放送でアナウンサーをしていらっしゃる吉川秀樹さんに「プロ野球中継・取材の裏側」と題して、講義をお願いいたしました。
取材における暗黙のルールや、限られた時間内で情報取集するスキルなどについてお話しいただきました。随所に臨場感のあるアナウンスの実演も混じり、多くの生徒が前のめりに話を聞いていました。
講義後は、直接質問をする生徒が列を作り、吉川さんには丁寧に一つ一つ答えていただきました。
また、講義後に吉川さんから高等科生へのメッセージをいただきました。
これだけ多くの皆さんの前で講演をする機会はなかなかなく、今回の講演では私自身
も貴重な経験ができました。プロ野球を取材する人々がどんな毎日を送っているのか、
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。高等科3年生の皆さんは、きっと将来
の進路について色々と悩む時期かなと思いますが、自分の持っている目標に向けて、
日々努力していってほしいと思います。今回はお世話になりました。どうもありがと
うございました。
東海ラジオ放送 制作局報道部 吉川秀樹
取材における暗黙のルールや、限られた時間内で情報取集するスキルなどについてお話しいただきました。随所に臨場感のあるアナウンスの実演も混じり、多くの生徒が前のめりに話を聞いていました。
講義後は、直接質問をする生徒が列を作り、吉川さんには丁寧に一つ一つ答えていただきました。
また、講義後に吉川さんから高等科生へのメッセージをいただきました。
これだけ多くの皆さんの前で講演をする機会はなかなかなく、今回の講演では私自身
も貴重な経験ができました。プロ野球を取材する人々がどんな毎日を送っているのか、
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。高等科3年生の皆さんは、きっと将来
の進路について色々と悩む時期かなと思いますが、自分の持っている目標に向けて、
日々努力していってほしいと思います。今回はお世話になりました。どうもありがと
うございました。
東海ラジオ放送 制作局報道部 吉川秀樹
3年特別講義
2011年09月29日
1983年高等科卒業生で現在,文教大学 情報学部 経営情報学科 准教授の鈴木誠氏に講義をお願いしました.ファイナンス関係の職種について,そこに至るまでのご自身の経緯についての講義を受けました.講演後は直接質問をぶつける生徒が列を作りました.
なお,後日講演の感想を書いていただきました.以下です.どうもありがとうございました.
母校である学習院高等科で3年生向けに講演ができたことは大変名誉なこととありがたく思います。大学生を日ごろ相手に講義を行っていることと比較すると、高等科の生徒は皆さん行儀良く、静かに講演を聴いてくれたと感謝しています。なるべく、生徒が飽きないような内容でかつ、リアリティーがあり、刺激的でもあり、自慢話にならないような工夫をこらす努力をしたつもりですが、生徒の皆さんが退屈でなかったようだと伺って、安心しました。思えば、高等科3年の頃、某大学の経営学部の某教授による簿記の話があり、率直にいえば、なんてつまらない話なのだろうと思いました。そして、絶対、経済や経営学の講義は大学でとるまいと誓いました。果たして大学では履修することはありませんでしたが、誓いをたてた教科が自らの専門となり、今その教科を大学生に教えていることとなろうとは、高等科3年時には想像すらしていませんでした。人生とは面白いものです。このように人生を考えると、いかに楽しくという視点だけでなく、いかに過去の自分と将来の自分が関係しているかという視点で考え直すこともなかなか意義深いことだとおもいます。講義のお話をいただいて、改めて自分を見つめ直すことができたことはありがたく感じています。そして、講義終了後、多くの生徒の皆さんが進路相談に来てくださって、皆さんの先輩なんだなと改めて感じずにはいられませんでした。また、機会があれば、高等科の後輩の皆さんにお会いしたいと願っています。
なお,後日講演の感想を書いていただきました.以下です.どうもありがとうございました.
母校である学習院高等科で3年生向けに講演ができたことは大変名誉なこととありがたく思います。大学生を日ごろ相手に講義を行っていることと比較すると、高等科の生徒は皆さん行儀良く、静かに講演を聴いてくれたと感謝しています。なるべく、生徒が飽きないような内容でかつ、リアリティーがあり、刺激的でもあり、自慢話にならないような工夫をこらす努力をしたつもりですが、生徒の皆さんが退屈でなかったようだと伺って、安心しました。思えば、高等科3年の頃、某大学の経営学部の某教授による簿記の話があり、率直にいえば、なんてつまらない話なのだろうと思いました。そして、絶対、経済や経営学の講義は大学でとるまいと誓いました。果たして大学では履修することはありませんでしたが、誓いをたてた教科が自らの専門となり、今その教科を大学生に教えていることとなろうとは、高等科3年時には想像すらしていませんでした。人生とは面白いものです。このように人生を考えると、いかに楽しくという視点だけでなく、いかに過去の自分と将来の自分が関係しているかという視点で考え直すこともなかなか意義深いことだとおもいます。講義のお話をいただいて、改めて自分を見つめ直すことができたことはありがたく感じています。そして、講義終了後、多くの生徒の皆さんが進路相談に来てくださって、皆さんの先輩なんだなと改めて感じずにはいられませんでした。また、機会があれば、高等科の後輩の皆さんにお会いしたいと願っています。
2年生特別講義 沖縄の豊かな自然について
2011年06月06日
2年生を対象に特別講義が行われました。今回は、女子中高等科の卒業生でもある、自然保護協会の安部真理子氏に、『沖縄の豊かな自然について』と題して、講義をしていただきました。
泡瀬干潟、辺野古周辺が、豊かで独特な生物多様性をもつこと。その環境が現在危機に瀕していることを具体例を通して学ぶことができました。
泡瀬干潟、辺野古周辺が、豊かで独特な生物多様性をもつこと。その環境が現在危機に瀕していることを具体例を通して学ぶことができました。
1年生特別講義
2011年03月05日
3月5日、1年生を対象として、朝日新聞編集委員の外岡秀俊氏に
「東京からみた沖縄米軍基地問題」と題して講演していただきました。
質疑応答も活発に行われ、来年度の研修旅行に向け、よい事前
学習になったことと思います。
「東京からみた沖縄米軍基地問題」と題して講演していただきました。
質疑応答も活発に行われ、来年度の研修旅行に向け、よい事前
学習になったことと思います。
2年生特別講義 サンゴ礁学習プログラム
2010年07月14日
海の自然史研究所の平井和也さんの他、東京海洋大学の学生の方々に来ていただき、サンゴ礁の生育、保全、環境との微妙なバランスについて学びました。カードを使ったゲーム形式のファシリテーションで、生徒も興味を持って取り組めたようです。