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高等科NEWS

2012年度入学式

入学式が行われました。
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科長告辞
学習院高等科
科長 林 知宏

 新入生のみなさん,入学おめでとうございます.みなさんが入学した学習院高等科は歴史を持った学校です.公には1877年,明治10年の創立です.すでに130年以上の歳月が流れました.現在ある日本の学校の中でも最も古くに作られた学校の一つです.多くの人がここで出会い,多くを学び,たくさんの思い出を胸に刻んで巣立っていきました.本日,みなさんがまた新たに歴史の一ページを加えたことを心からうれしく思います.正門の桜は例年のように,この入学式に合わせるかのように咲き誇っています.自然は今年もわれわれに春の贈り物をもたらしてくれました.正門の桜,新入生,そして新たな一年が始まる.この学校で何年過ごしていても,この入学式の瞬間に感じる気持ちには変わりがありません.学習院という学校は時を越えて人々に支えられ,また人々を支えてきました.この環境は時代が移り,人が集まり散じてなお変わらぬものを備えているはずです.
 昨年3月11日以降,いろいろな課題がこの国を覆っています.解決しなければならない問題はあまりにも多くあります.にもかかわらず,大人たちが運営する社会はスピード感に欠けているように感じるかもしれません.問題が生じている現場では,人々は懸命に取り組んでいます.しかし全体としてはかどっているように見えないのです.過去にできあがった日本のシステムは相応に強固で,あらゆる方向に網の目が張り巡らされています.日本は決して未熟な国ではないはずです.けれども,だからこそ物事が簡単には進んでいかないのでしょう.過去の先例がかえって足かせになることもあります.特に先進国と称される国々は,多少問題点が異なるとしてもみな同じ状況に陥っていると言ってよいでしょう.経済成長とエネルギー問題,高齢化に沿った福祉の充実,社会基盤・インフラストラクチャーの維持と財政負担の軽減,どれも緊急性のある重要課題です.異なる価値観を持った人々の中での合意形成は必ずや困難さを伴います.複数の人間が集まるところでは,方向性の違う利害や異なる欲求が渦巻いています.個人が思い描くことが単純に実現することのほうが稀なのです.みなさんの目から見ると,今は大人たちの世界は単なるブラック・ボックスでしかないかもしれません.そこで何が行われているのか.まだ中身がみなさんたちの前に十分には開かれていないでしょう.
実は,学校はその大人の社会の縮小版です.学校には,年齢の異なる教職員,先輩・後輩との「タテ」の人間関係,そして同級生同士の「ヨコ」の人間関係ができあがっています.一定の集団秩序を守るためのルールがあります.同時に高等科生となって,いくらかの自由度も手にできるようになります.みなさんは自分を取り巻く「社会」とかかわりを持ち,自ら働きかけることもできるようになります.ここでは自分に何ができるか可能性を試すことができます.ただそこでは,望むことと実際に手に入れられるものとのギャップのあることを実感するかもしれません.ときには大いに悩むこともあるかもしれません.行動の自由度を持つことは,何でも自分の思うようになることとはまったく違うのです.みなさんが社会のミニチュア版ブラック・ボックスの中を少しばかり垣間見て,どのようなメカニズムで人間たちが共存していくのか,多くのことを経験を通して学び,自分自身を上手にコントロールできるようにする.そして自分たちと大人たちの社会との距離を定め,そこに向けて歩んでいくこと,それらがみなさんへの期待です.成功よりも,どちらかと言えば失敗から学ぶことが多くあるのではないでしょうか.ただ,それこそが大人になるということの意味だと考えます.
父母保証人の皆様,本日の入学式には学校法人学習院を代表し,波多野院長をはじめ,東園常務理事,森田常務理事,堀口常務理事が出席しております.また来賓として内藤桜友会会長,小堀父母会会長,廣永中高桜友会副会長にもご列席いただいています.私たち学習院高等科の教職員一同,心からご子息のご入学をお祝い申し上げます.高等科の3年間は何より心身が大きく成長し変化する時です.父母保証人の皆様と彼らとの距離感も変わってくることでしょう.父母・生徒・教職員が作る三角形のバランスを保つべくコミュニケーションを密にはかりつつ,彼らの成長を見守っていきたいと存じます.
学習院高等科はみなさんが未来において行動するための基礎を養う場です.さまざまな機会が提供されるはずです.その機会を生かすためにぜひ自ら一歩前へ出る気持ちを持ってください.積極性を備えて学校生活を送るならば,この3年間はかけがえのないものになるでしょう.すでに引かれたレールに乗って何も考えずに動いていくこと,あるいは既成の道を器用に歩くこと,それらは高等科の生徒たちへの期待ではありません.むしろ道のないところに道を切り拓く者になること,そちらを望みます.過去に十分に考慮されてこなかった事柄はたくさんあります.それが何であったかを見極め,新たな領域を見出すことに挑戦する,そのための準備がみなさんのテーマだと考えます.現実の壁がさまざまな形で迫ってくるでしょう.歩みが滞ってしまうこともあるかもしれません.ゆっくり時間をかけて一つ一つステップを踏みしめ,一つ一つハードルをクリアして欲しいと思います.そしてじっくり力を養ってください.
新入生のみなさんにとって高校生活が豊かなものになり,大活躍の場ができることを心から願いつつ,私の告辞とします.




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なお、入学式後に1年主管の紹介などが行われました。


入学式 科長告辞

平成23年度高等科入学式・始業式

科長告辞

学習院高等科

科長 林 知宏

 

 新入生のみなさん,入学おめでとうございます.みなさんが入学した学習院高等科は歴史を持った学校です.公には1877年,明治10年の創立です.すでに130年以上の歳月が流れました.現在ある日本の学校の中でも最も古くに作られた学校の一つです.多くの人がここで出会い,多くを学び,たくさんの思い出を胸に刻んで巣立っていきました.本日,みなさんがまた新たに歴史の一ページを加えたことを心からうれしく思います.311日の地震災害は自然の力の恐ろしさをわれわれにまざまざと見せつけました.その一方で,正門の桜は例年のように,この入学式に合わせるかのように咲き誇っています.これもまた自然がわれわれにもたらしてくれたものです.正門の桜,新入生,そして新たな一年が始まる.いつもの学習院の季節感は今年もきちんと保たれています.

 みなさんにとって311日以降,いろいろな事が変わってしまったかもしれません.われわれが直面している困難は非常に厳しく,解決しなければならない問題はあまりにも多くあります.そこからの回復・脱出を安易に想像することはできません.ただでさえ経済活動が停滞気味であったのに加えて,この国全体が行き場を見失ってしまう危険性さえあります.かつて日本は,昭和の時代に大きく経済的な成長を遂げました.皆さんのご両親が子どものころに感じることができたような社会の展望を,もはや得ることができないのでしょうか.しかしそうした行き詰まりを感じるときだからこそ,自分たちの身の丈を確認し直し,あらためて再スタートすることが必要だと私は思います.そして過去に十分に考慮されてこなかった事柄が何であったかを見極め,新たな領域を開拓することに挑戦する,そのための準備がみなさんのテーマだと考えます.例えば生活水準を保ちながらエネルギーの確保を行っていくことは,長期的には必ず視野に入れるべき問題でしょう.誰も考えつかないことや手つかずのままになっていたことを成し遂げられるならば,これほど痛快なことはありません.そんな人物にみなさんが成長して欲しいと思います.

一方で,世界に目を向けるとこの間も新たな動きがあり,注目を集めました.それは中東・アフリカの諸国で長く続いていた政権が人々の行動によって変わっていったことです.かつてのように指導者や中核になるグループもなく,自然発生的に人々が集まり,声をあげる様子には驚かされました.インターネットを含めて情報手段の変化がもたらしたものであることは多くの人が指摘しているところです.人間の力によっても国という大きな単位で,しかも急激に何かが変わっていくのです.同時にこちらも石油というエネルギー源をめぐる問題が背景にあります.そうしたことが世界の中で起きているのだということもわれわれは気に留めなければならないのでしょう.

すでに引かれたレールに乗って何も考えずに動いていくこと,あるいは既成の道を器用に歩くこと,それらは高等科の生徒たちへの期待ではありません.むしろ道のないところに道を切り拓く者になること,そちらを望みます.もちろんそれは究極の期待です.究極の手前には何段階もいろいろなことがあります.現実の壁がさまざまな形で迫ってくるでしょう.歩みが滞ってしまうこともあるかもしれません.ゆっくり時間をかけて一つ一つステップを踏みしめ,一つ一つハードルをクリアして欲しいと思います.そしてじっくり力を養ってください.

 父母保証人の皆様,本日の入学式には学校法人学習院を代表し,波多野院長をはじめ,新美専務理事,内藤常務理事,東園常務理事,森田常務理事が出席しております.また来賓として内藤桜友会会長,小堀父母会会長,北白川中高桜友会会長にもご列席いただいています.私たち学習院高等科の教職員一同,心からご子息のご入学をお祝い申し上げます.高等科の3年間は何より心身が大きく成長し変化する時です.父母保証人の皆様と彼らとの距離感も変わってくることでしょう.今まで通りの愛情を注ぎつつ,彼らの成長を見守っていただければ幸いに存じます.

学習院高等科はみなさんが未来において行動するための基礎を養う場です.さまざまな機会が提供されるはずです.その機会を生かすためにぜひ自ら一歩前へ出る気持ちを持ってください.積極性を備えて学校生活を送るならば,この3年間はかけがえのないものになるでしょう.特にここで人と人の関係を築くことは何より大事です.年齢の異なる教職員,先輩・後輩との「タテ」の関係,そして同級生同士の「ヨコ」の関係は,おそらくみなさんにとって最大の財産になっていくはずです.

新入生のみなさんにとって高校生活が豊かなものになり,大活躍の場ができることを心から願いつつ,私の告辞とします.

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入学式

満開の桜の中、入学式が行われました。
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  1年生の主管の発表
   1A 町田先生
    1B 坂下先生
   1C 岩垂先生
   1D 水野先生
   1E 下田先生

  です。








2010年度入学式が行われました

2010年度入学式が行われました。

nyuugaku9999.jpg今年度より新科長に林先生が就任されました。

nyuugaku031.jpg1年生の主管が発表されました。
         A組 會田先生、
         B組 白川先生、
         C組 大竹先生、
         D組 島田先生、
         E組 松濤先生 です。      

nyuugaku106.jpg新しい留学生の紹介が行われました。
AFS留学生のダニエル君と

nyuugaku117.jpgセントポールズ校協定留学生のネート君です。

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